「赤坂」は歴史ある風景、気品ある文化、東京有数の華やいだ街などさまざまな顔を待つ。其の都市性を活かしながら、放送局の行う再開発としての機能性や先進性、文化や環境に対する視点をどう融合し具体化するかをテーマとした。計画地は、北側に緑豊かな丘を有し、全体として15m以上の高低差を持つ。その起伏ある地形、緑、既存の櫻を「都市の記憶」として残しながら、起伏が作り出す変化に富んだシークェンスの中に施設を配置し、丘一体をさらに魅力ある空間へと変える「古いものと新しいものが共存する」街づくりを目指した。 一ツ木・赤坂通りの既存商店街と連携し、にぎわい創出とアメニティ向上寄与する「にぎわいゾーン」、傾斜緑地を再整備し北側住宅地と開発の緩衝帯となる「丘と緑のゾーン」、放送センターとイベント広場からなる「情報発信ゾーン」など、地域との共生を目指したゾーニング計画としている。また、市街地住宅総合設計制度の適用により、赤坂の街に不足していた緑とオープンスペースの整備により、地域全体の環境・防災・利便性の向上を図っている。
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▷幅広い揺れに有効なハイブリット制振構造