Tokyo International Air Cargo Terminal

「東京国際エアカーゴターミナル」

国から土地を30年間借り受け、年間50万トンの国際貨物を取り扱うPFI事業における建築計画。輸出入貨物を扱う大きな2つの荷捌き施設とそれに付随する事務所、生鮮仕分け場と各棟および税関合同庁舎を結ぶ歩行者専用スカイウェイを整備した。エプロンサイドに面して2つの荷捌き施設(貨物ビル)を配置し、入場ゲート・管理ゲートという2つのチェックゲートとシンプルな構内動線でトラック流入量等を管理している。また、最新IT物流支援システム等を活用しながら、迅速、正確、安全な貨物搬送をコンセプトに全体設計されている。荷捌き施設は、自由なレイアウト変更とハンドリングが可能な最大70m×368mの無柱大空間。防火、防煙区画の法的な免除を受け、仕切りのない特別な空間を実現した。トップライトにより、昼間の作業空間は人工照明が不要。壁面景観緑化や2,000kwのソーラーパネルの屋根設置など、環境への配慮にも積極的に取り組み、エコ物流基地を実践している。

・受賞:
日本建築家協会優秀建築選/優良消防用設備消防庁長官表彰
・写真撮影:
川澄・小林研二写真事務所
竣工年
2010
所在地
東京都大田区
延床面積
82,068㎡
階数
地上4階
構造
S

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