大阪府の北東部に位置する門真市のシビックゾーンに位置する総合体育館である。市民の健康や体力の向上・維持を図ることを目的とし、誰もが気軽に使える体育館として計画した。また、「新しい門真の顔となる施設」という基本理念のもと、"一目で「市民の体育館」とわかるシンボル性"、"誰もが気軽に集まり憩える交流の場"、"都市防災をより強化するシェルター"をコンセプトに整備した。特徴的な大屋根の形態は、スポーツの"躍動感"と包まれることで守られている"安心感"を意図した。構造形式は張弦梁とし、大空間を有する体育館の内部計画、空調システムと調和するとともに、「開く」と「閉じる」併せ持つことで、周辺環境との調和を図っている。平面は南側にスポーツモールを配置し、メイン・サブアリーナを並列に並べたシンプルで分かりやすい構成とし、ランニングコースは、それら諸室を見ながら周回し、交流を生む開放的な計画としている。